走る時間が取れない時に何をすべきか?

ラチエンランニングアカデミーの山崎です。

久々のトレーナー日記になります。

表題は、結構受ける事が多い質問です。そして一見ネガティブに見える状況をポジティブな要素に変えるためにも何か良い言語化をしたいと思って今回書いています。


走れない理由としては、子育て、仕事が多忙、故障している、が、理由として多い印象ですが、要は走るのにまとまった時間が取れない状況に置いて、何か生産的な手段が存在するのか?という事だと思います。


私自身も過去には8ヶ月故障して1ヶ月復帰してまた半年故障してみたいな時期もよく経験しましたし、

東京から湘南に越して来て、ラチエンランニングアカデミーの立ち上げがまだ安定してない時期は、自分自身の練習に打ち込む時間的な余裕も精神的な余裕もありませんでしたし、故障状態でも現場に立つことでなかなか故障のループから脱出できない時期もありました。また、指導しながらだと自分の時間の使い方自体は細切れになりやすかったりします。


走れない時期が長いと実際走力は悲しいくらいに落ちますし、まだ伸びしろが多いフェーズにいるランナーにとっても成長の機会がないという事になります。

しかし、ここで逆に考えて、

私がもしランニングを始めてから一度も故障もせず、充分に練習に取り組む時間もあり、自分が思うがままに走り続けていたとしたら、、、、満足の行くランニングライフを送れていたかどうかは正直微妙です。


おそらく、メチャクチャなランニングフォームで自分の走りが客観視できないまま、体力に任せた走りで若い内しか記録がのびない状態で止まっていたであろうし、少なくとも人にランニングを指導するような人にはなってなかったと思います。


思うように練習できない事態に陥った時に初めて自分のランニングをどうしていきたいかに向き合うようになって、できる事を真剣に探したような気がします。課題を克服していく過程で手に入れた知見が今では財産になっています。


ここまでは精神論的な話ですが、実際に走れない時に何に取り組む事がおすすめか書きます。今回は故障以外で走れないケースに限定します。

あくまで、ランニングに優先度が高く、やる気が本当にあるという事が前提の話ですが、


①ランニング動作スキル獲得

②フィジカル強化

③ランニング以外の有酸素運動  ※故障で走れない場合

※重要度が高い順です。


多くは走れないと筋トレが主流になりがちです。ですが、皆さんはランナーとして強くなりたいわけです。という事は、筋トレをした事で走りを大きく成長させないといけないわけです。筋力をつける目的の筋トレは難しくないですが、ランニング動作をプラスにするための筋トレはパーソナルトレーナーをつけるか自身がパーソナルトレーナーでもない限り成功させるのは難しいです。理想的なランニング動作がすでにできている方が、その時の使う筋肉の動きを筋トレで再現させる必要があるので、どのみち①ができてからの②になります。


私が①をおすすめする理由は、距離や時間を走っている時、すなわち走る練習が順調にできている時はほぼ、ここが疎かになるからです。

そしてドリルは小さいお子さんを見ていないといけないから自宅から遠くに走りに行けない場合でも、庭先でもできます。運動しなくてもトップランナーの動画を見て学ぶ事もできます。


私の場合は故障して走れなくなる度に出来る範囲のドリルを実践し、また様々な動作習得の情報を仕入れ、故障から復帰する度に走りを整えて行く事ができました。

今の時代はYou Tubeでトップ選手の練習動画もありますし、イメージトレーニングもできます。細切れの時間しか取れない時期はドリルや、動画でのイメージトレーニング、それから筋力を維持する程度の筋トレやストレッチなどをして、走れる時期が来るのを待つのがおすすめです。

走れない時は、自分の走り方についてを見つめ直し、走りの質を上げて長期的なレベルアップに繋げる時間が作れれば、忙しくて走れない時に身につけた事が、走れるようになった時に良いアウトプットとして出てくるはずです。

ぜひ、試してみてください。

茅ヶ崎ラチエン通りのランニングアカデミー

走る練習のための”走り方”を学ぶ場を提供する湘南ランナーのためのランニングアカデミー。 初心者はもちろん、伸び悩む中上級者の走りに新たなインサイトを与える練習会、パーソナルトレーニングを提供します。

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